今日はアルゼンチンで最も危険なスラムを紹介するよ。
アルゼンチンでナンバー1で危険かもしれないスラム街その名はビジャ1-11-14です。
あまり、というかほぼ聞いたことがないと思います。
アルゼンチン人の友人20人に聞きました。
「アルゼンチンで最も危険なスラムはどこ?」
みんな2つほどあげでくれましたが、友人達が口を揃えて言うのがビジャ1-11-14
町は教えるけど、絶対に行かないでください。
アルゼンチンのビジャの特徴
アルゼンチンでは、スラム街は通称VILLA(ビジャ)と言われています。
アルゼンチンなまりのスペイン語ですとビシャと発音します。
道は舗装されずひび割れている
無秩序かつ、ちぐはぐに作られた建物と乗り捨てられた車。
雨水がたまり、泥とぬかるみが多い。
ビジャ1-11-14アクセス
青丸部分です。
中心地のレティーロからは少し離れています。
レティーロから車で45分ぐらいのようです。
現ローマ法王、フランチェスコ法王が大好きなフットボールチーム、サンロレンソ。
スタジアムは、通称、ガソリンスタンドとも言われています。
その真ん前にあります。
アルゼンチン人の友人は
「私はサンロレンソのファンだけど、ビジャ1-11-14があるから試合はあまり行きたくないかなー。」
と、
殺人や薬物取引といったニュースも頻繁にあるようです。
ビジャ1ー11ー14 の住人
人口 25973人 2014年時点※統計ですので実際はもっと多いです。
民族 人種 ボリビア人 、ペルー人、韓国人、パラグアイ人、アルゼンチン人
支配層 ペルー人および韓国人 両民族がドラッグ、密輸、ビジネスの覇権を争っているようです。
最大のコミュニティ ボリビア人 50%
ビジャ1ー11ー14は別名ボリビア人の町とも言われています。
ボリビア人はこの町のマジョリティです。
ですが支配層は、ペルー人および韓国人です。
ボリビア人のインタビューによるとざっくり分けて二種類の人のタイプに別れます。家を持ち天井のある家に住める成功者、そして家すらなくゴミを漁り、強盗をする人たち。
写真の赤部部はペルー人のコカイン、青部分はパラグアイ人のマリファナ販売エリアです。
お互いエリアを争っているようです。
ビジャ1-11-14の週末
週末は昼は、屋台が開かれ一般の人にも比較的開かれたこと雰囲気になるようです。
多くの人で賑わい、多くのお金が動くようです。
ただ富、お金は一部の人間が独占しているようです。
スラム街というと貧困が蔓延しているイメージがありますが、お金はきちんと流れています。
治安も最悪ですが、安全に暮らせるエリアもあるようです。
週末には、各民族の音楽がレストランやビリヤード店、ディスコでながれて賑わってます。
そして盗品、密売、ドラッグ売買が開始されるようです。
地図の位置が最も賑わう場所です、
もちろん犯罪も1番起こるエリアのようです。
ビジャ1-11-14と政府
政府の対策ですが、常に軍隊もしくは警察が待機して、治安維持のように努めているようです。
大規模なマフィアの掃討作戦も行われるようです。
ですが基本、政府の対応は後手後手。
政府がつぎはぎの適当なその場しのぎの対策をしているので、ここまで治安が悪化しているのかもしれません。
1978年、アルゼンチンで初のワールドカップが開催されました。ですがその2年前政府は、ワールドカップ向けの観光客、世界にアルゼンチンの貧困撲滅をアピールすべく、ビジャ1-11-14に住んでいた住人強制退去させたようです。
家をいきなり追い出された住人がワールドカップ後、放置された町に再び、不法占拠して住み着いたようです。
噂が噂を呼び各民族のコミュニティが形成され、激安家賃、ただ家賃でアルゼンチンに住めると聞いたペルー人、ボリビア人がそれぞれの本国から来るようです。
麻薬の産地の人々は、麻薬を一緒に持ってくるようです。
ちなみに彼ら、彼女らの祖国、ボリビア、ペルーよりも治安、環境はましのようです。
この背景にはアルゼンチン国境および移民の受け入れがかなりゆるい背景がありますが...
ビジャ1-11-14のニュース
悪いニュースは後を絶ちませんが、代表的なニュースを。
2005年9月30日 ペルー人コミュニティのお祭りで数人の人たちの間でトラブルが発生 4人が死亡、中には9ヶ月の子供もいたました。9人が大怪我。
2006年1月7日 ボリビア人家族が失踪、事件は未解決
よくある事件 コミュニティ、民族同士の抗争、アルゼンチン人コミュニティがペルー人、ボリビア人の家に乱入、このエリア、家はアルゼンチン人ものだと主張。負傷者多数。政府はこれを容認。
ちなみにサッカーの試合の時は、窃盗のオンパレード
ビジャ1-11-14は先ほど述べたように、サンロレンソのスタジアムの真ん前にあります。
試合観戦の日は、多くの方が車で来ます。
駐車場は、サンロレンソのスタジアムにあるのでみんな停めます。
その車を狙って大量のビジャ1-11-14住人が窃盗に来ます。
警官隊もいますがあまりに窃盗犯が多く、対処できないようです。
いやそんな問題じゃないんだ、タイヤ、バッテリー、フロントガラス、車自体が窃盗の対象なんだ!
ビジャ1-11-14町の雰囲気
YouTubeで町の様子を撮影した動画をいくつかのせました。
参考にしてください。
町のリアルな内部をとった動画です。
動画を見ればわかりますが、住民は、大半がボリビア人、ペルー人なので白人系のかおではありません。
0:20いきなり車の強盗しているの動画です。インタビューを受けた男性は何回も窃盗されたよと言っています。
4:18車の強盗です。
3:12 住人の家が見られます。
4:24 住人たちが治安が悪いこと、友人、子供が殺害されたと嘆いています。
5:16強盗が多いため有刺鉄線をはって家を強盗の侵入から守るようです。
6:55顔を覆った青年たちのインタビュー、通常はもっと高いと言っています。薬の販売か?
壁の絵は殺害された青年たちの絵のようです。
防犯カメラが捉えた強盗動画です。
追っかけて回してます。
6:44ペルー人はコカイン、パラグアイ人はマリファナを販売して、エリアを争っているようです。
7:33町の中心地です、犯罪は日常のようです。
ビジャ1-11-14まとめ
いかがでしたでしょうか。
ビジャ1-11-14、恐ろしい街ですよね。
他にもアルゼンチンではボカ地区、レティーロ駅ビジャ31、コンシトゥシオン駅等危険な地域は多数あります。
ボカ地区の情報、治安情報、ビジャ31の記事もあります。
よかったら参考にしてください。
これからもアルゼンチンのスラム、治安情報を記載するから参考にしてね。